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脳脊髄術中モニタリング懇話会


第13回脳脊髄術中モニタリング懇話会

第56回日本臨床神経生理学会学術大会 サテライトシンポジウム3
 
第 13 回脳脊髄術中モニタリング懇話会の開催にあたって


 この度、第13回脳脊髄術中モニタリング懇話会の当番世話人を拝命いたしました、飯山赤十字病院 脳神経外科の兒玉邦彦です。本懇話会は日本臨床神経生理学会学術大会のサテライトシンポジウムとして歴史を重ねてまいりましたが、今回も第56回日本臨床神経生理学会学術大会の期間中である2026年11月12日に、米子コンベンションセンターにて開催させていただきます。このような大変名誉な機会をいただき、心より厚く御礼申し上げます。近年、高難度手術において術後の不可逆的な神経機能障害を回避し、患者さんの予後とQOLを守るための手段として、術中神経生理学的モニタリングの重要性は年々高まっています。その中でも特に、運動神経路の機能を直接的かつリアルタイムに評価できる運動誘発電位(MEP)モニタリングは、現在の術中神経モニタリングにおいて紛れもなく中核をなす技術として、脳神経外科や整形外科、心臓血管外科など様々な領域で広く普及してまいりました。 しかしながら、MEPが欠かせない技術として一般化する一方で、施設間あるいは診療科間での手法の差異、各症例の病態や麻酔の影響を考慮した設定の調整、さらには多職種チーム内での波形変化の解釈の共有など、臨床現場においては依然として解決・議論すべき課題が少なくありません。 そこで今回は、「術中MEPモニタリングの標準化と最適化」というテーマを掲げました。安全で確実なモニタリングを広く普及・実践するための土台となる「標準化」と、刻一刻と変化する術中環境や個々の患者さんの特性に合わせていく「最適化」。この二つの命題にどう向き合い、両立させていくべきか。 本会では、この重要なテーマについて、実際に現場を支える臨床検査技師の立場から、そして脊髄脊椎手術、脳手術、大血管手術という異なる手術領域の第一線でご活躍されている4名のエキスパートの先生方にご講演いただきます。さらに第2部の総合討論では、診療科や職種の垣根を越え、日々の臨床に直結する活発な議論を展開したいと考えております。 11月中旬の米子は、秀峰・大山の紅葉が美しく、日本海の豊かな海の幸も旬を迎える大変魅力的な季節です。全国から集う脳脊髄術中モニタリングに情熱を持った皆様にとって、本懇話会が知識と技術、さらには交流を深め、明日からの臨床への新たな活力となる有意義な場となりますよう、鋭意準備を進めてまいります。 多くの皆様のご参加と、会場での熱を帯びた活発なご意見の交換を心よりお待ち申し上げております。


第13回脳脊髄術中モニタリング懇話会 当番世話人
当番世話人 飯山赤十字病院 院長補佐・脳神経外科部長 兒玉邦彦