脳脊髄術中モニタリング懇話会

第54回日本臨床神経生理学会学術大会サテライトシンポジウム

 第11回 脳脊髄術中モニタリング懇話会の御案内  
       
    ご挨拶

 術中脳脊髄モニタリングに関わる立場からすると偽陰性あってはならないことで、手術成績の低下に関わるとこであると考えています。しかし一方で、術中の神経生理検査は変動因子が多く存在するため偽陽性に対する考え方は様々です。長年に渡り、術中神経モニタリングを行ってきた小生の経験では、執刀医、外科医の考え方が様々であるということです。例えば脳神経外科医A先生「とにかく起きた波形の変化は全て言ってくれ!そこに大事な変化があるかもしれないから!」このように考えてくださるA先生は私からすると大変に有り難いです。さらに波形の変化があった際には手術を中断し一緒に考えてくださったA先生の上司であるB医師のお陰で臨床の場でのミスマッチは軽減されました。しかし、まだまだ多くの外科医は「波形の変化は全て言ってくれ!でも手術に没頭したいから偽の情報はいらないからね?」これはモニタリングをする側にとって無理難題な話です。しかし、その無理難題を限りなくクリアして正しい情報を適切なタイミングで提供することが、「技と知識の深化と進化」であると考えました。そこで造詣の深い専門家の先生方より波形の変化〜偽陽性とは〜究極論として偽陽性を偽陽性と判断できる根拠とは?などなど様々なモニタリング戦略や技術を、専門の違う立場と観点よりお話頂くこととしました。活発な議論の場になれば幸いでございます。
 
       
    2024年8月  
       第11回日本脳脊髄術中モニタリング懇話会 当番世話人  
       神戸市立医療センター中央市民病院 臨床検査技術部 佐々木一朗  
     
    テ ー マ: 偽陽性を減らすコツ:モダリティの選択と工夫

日   時 2024年10月24日(木) 第54回日本臨床神経生理学会 学術大会 初日終了後(18:30~20:30)

場   所 第54回日本臨床神経生理学会学術大会 第 3 会場(札幌コンベンションセンター1F 中ホール)

       ★札幌コンベンションセンター
        〒003-0006 北海道札幌市白石区東札幌6条1丁目1-1
        TEL: 011-817-1010 FAX: 011-820-4300
        URL:https://www.sora-scc.jp/

当番世話人神戸市立医療センター中央市民病院 臨床検査技術部 佐々木一朗

会   費1,000円

   ※1 軽食を70食準備します。整理券の配布は行いません。先着順で受付し、なくなり次第終了とさせていただきます。    
   ※2  モニタリング認定医、認定技術師の先生方:
    細則が改訂され、「脳脊髄術中モニタリング懇話会」の認定単位(10点)が認められました。懇話会参加の際の領収書が参加証明となりますので、ご留意ください。
     

代表世話人
関西医科大学整形外科 齋藤 貴徳

 
     
 
     

事 務 局:日本脳脊髄術中モニタリング研究会事務局
事務局  Email: jscnmonitoring-soc@umin.ac.jp TEL: 072-804-0101 FAX: 072-804-2064

主   催:日本脳脊髄術中モニタリング研究会
 
       
     
<プログラム>
 テーマ 「偽陽性を減らすコツ:モダリティの選択と工夫」
        (各演題15分、質疑応答5分) 
         
 座長:  神戸市立医療センター中央市民病院 臨床検査技術部 佐々木一朗
         
1. 整形外科領域:医師の立場より
     川端 茂徳  
     東京医科歯科大学 整形外科
         
2. 整形外科領域:技術師の立場より
    高谷 恒範
    奈良県立医科大学 麻酔科学教室 中央手術部
         
3. 脳神経外科領域:医師の立場より
    佐々木 達也
    東北医科薬科大学 脳神経外科
         
4. 脳神経外科領域:技術師の立場より
    杉山 聡
    富士脳障害研究所附属病院 臨床検査科